2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧
若者がテレビを見なくなったと最近よく言われる。最初のグラフを見ると、全世代でのテレビ視聴時間はあまり変化していないがやや下降傾向にも見える。一方で、2番めのグラフを見ると、平均テレビ視聴時間は、10代と60代では2.5倍もの差があることがわかる。…
日本型雇用慣行は崩壊しつつあるということは10年以上前からずっと言われ続けている。しかしその根幹は根深く、「新卒一括採用」や「終身雇用」は公務員や大企業を中心に根強く残っている。 一方でグローバル化への対応や成長の停滞で、「非正規労働力」の割…
我々の日常の思考や感情は「ポジティブ」「ネガティブ」「中立」に分けられると考えられる。「ポジティブ」には、希望、成長する意欲、楽しい、面白い、幸福感、満足感、などがある。「ネガティブ」には、怒り、不安、恐れ、憂慮、批判、嫌悪、罪悪感、など…
電力の小売全面自由化が始まって1年余りが経過した。私はこの関連業界で働いていたので電力の規制緩和は仕組みや海外事例などまでよく知っていた。そのため昨年4月に迷うことなく大手新電力に変更した。 下の表は我が家の電気代の変化である。各月についてデ…
世の中一般では、あることを成し遂げるために「とにかく努力することが大切」とよく言われる。 その成し遂げるべきことが非常に切迫したことや、生活がかかっていることならば、意識を「ギアチェンジ」して取り組むだろう。しかし、多くの人々にとっては状況…
1.クロス集計表 前回は連続な2つの変量の間の関連について話したが、カテゴリカル(離散的)な2つの変量の間の関連を示すのがクロス集計表である。 以下の例は、その中でも最も基本的な2×2クロス集計表である。 (夫婦別姓に関するアンケートの集計結…
5月3日に、かねてより計画していた近隣のウォーキングに出かけた。図書館にあったウォーキングのガイドブックから選定していたもので、5月の3~5日の中で一番天気のいい日に実施しようと計画していた。本来は歴史スポットを巡る歴史ウォークなのだが、とにか…
1.二つの変量間の相関 データ解析においては、二つの変量の間にどのような関連があるかを調べることはよくある。 この図は、1998年における日本の都道府県別の県民所得指数と預貯金指数の関連を示した散布図である。データの個体は都道府県である。 県民所…
1.正規分布とは 正規分布とは、データがその分布の範囲の中間点に最も多く集まり、中間点から離れるにつれて値の密度が小さくなる確率分布で、図で表すと釣り鐘型の分布曲線となる。 確率分布には様々なものがあるが、この正規分布が一番重要である。その…
1.定量データの意義 例えば、「今日もうだるような暑い一日であった」という記述は、文学作品や個人の日記に出てきそうな表現である。「暑い」という事実よりも「暑くて心地悪かった」という感情を表現することに重きをおいている。 一方、明日の天気予報…