投資のためのデータサイエンス

個人の投資活動に役立つデータ分析にまつわる話題を綴ります。

継続のカギは「ルーチン化」と「合わせ技」

世の中一般では、あることを成し遂げるために「とにかく努力することが大切」とよく言われる。

その成し遂げるべきことが非常に切迫したことや、生活がかかっていることならば、意識を「ギアチェンジ」して取り組むだろう。しかし、多くの人々にとっては状況はそれほど切迫したものではないため、努力や意志の力だけではどうしても長続きしない。それだけではモチベーションにならない。健康にいいからとフィットネス器具を自宅用に購入したが、結局三日坊主で終わって物置行きというケースはよくある。フィットネスの効果をみるために毎日体重計にのって測定を記録したとしても、それだけではモチベーションにならない。

エクササイズ、語学学習などを、無理なく長く続けるためのカギは「ルーチン化」と「合わせ技」である。

運動の「ルーチン化」の最もいい事例は「ラジオ体操」である。とにかく毎朝6時半に体操することをルーチン化できる。日本ではラジオ体操人口は夏休みには2千万人とも言われており、毎朝のラジオ体操を継続することによって健康を保っている人が百万人単位でいると思われる。月曜~土曜には8時40分他にラジオ第2放送でも放送がある。ラジオ体操をラジオ放送でなく市販のCDでやろうとしても結局続かない。私は最近毎朝かかさず体操している。家をリフォームしてからはリビングの前にあるサンテラスで体操する。屋外なのでとても気持ちがいい。6時半がきつい時は8時40分の放送に合わせる。日曜日6時半がだめならiPodをぶら下げてCDのラジオ体操を行う(6時半以外の場合や雨天の場合は室内)。

その他、エアロバイクと英語の音読トレーニングは「合わせ技」でモチベーションを維持している。自宅でエアロバイクで運動した後、体を温めながら音読トレーニングをする。この後半は他の勉強の場合もある。運動してスッキリした後に勉強するとより身につきやすい気がする。ただし眠くなることも多いので音読トレーニングのような能動的なものがよりよいと思う。「合わせ技」は「ながら活動」のケースも多い。通勤電車の中で英語の教材をiPodで聞くなどである。語学教材を聞くことは電車の中や家事の最中など、様々な「ながら活動」として行える。

努力や意志の力では長続きしないのが普通なので、それで「自分には無理だ」と諦める必要はない。「ルーチン化」と「合わせ技」でいかに継続するかが大事である。