投資のためのデータサイエンス

個人の投資活動に役立つデータ分析にまつわる話題を綴ります。

もっと知る統計:マクロ経済モデルにおける回帰(2)

今更ではあるが、以下の3つのグラフを見ると、日本経済がバブル崩壊とともに失速し、その後の僅かな成長も多大な借金によって無理やり創造されているのではないか、という感を強くする(データ出典はいずれもIMF World Economic Outlook)。

日本の実質GDP

日本の経済成長率

日本の政府総債務残高

上記のデータを単に眺めていたのでは仕方がないが、とりあえず、以下の2点について今後考察していきたい。

(1) 個人的な(ミクロ的)意思決定において、マクロ経済データをどのように読みとくか?

(2) 上記アクションを取るにおいて、「楽観的」対「悲観的」、あるいは「感情的(多くはポジティブ)」対「理性的(現状ではかなりネガティブ)」の間のどのような考え方を基盤とすべきか?

以下は前回の続きで、(文献5)に基づいた記述である。

(文献5)浅野皙、中村二朗 「計量経済学有斐閣

ケインズ型消費関数r1