今更ではあるが、以下の3つのグラフを見ると、日本経済がバブル崩壊とともに失速し、その後の僅かな成長も多大な借金によって無理やり創造されているのではないか、という感を強くする(データ出典はいずれもIMF World Economic Outlook)。
上記のデータを単に眺めていたのでは仕方がないが、とりあえず、以下の2点について今後考察していきたい。
(1) 個人的な(ミクロ的)意思決定において、マクロ経済データをどのように読みとくか?
(2) 上記アクションを取るにおいて、「楽観的」対「悲観的」、あるいは「感情的(多くはポジティブ)」対「理性的(現状ではかなりネガティブ)」の間のどのような考え方を基盤とすべきか?
以下は前回の続きで、(文献5)に基づいた記述である。