投資のためのデータサイエンス

個人の投資活動に役立つデータ分析にまつわる話題を綴ります。

個人PC作業ファイルの保管場所

クラウド利用のリスクにはどのようなものがあるか

インターネットの速度が早くなり、クラウドコンピューティングが普及してきている昨今では、複数のPCやスマホで頻繁に更新するファイルはクラウドに置いている人も多いと思われる。私も個人の財政関連など根幹的ファイルをクラウドに置くのはかなりの間抵抗があったが、やはり利便性から現在では全てクラウドに置いている。

このような個人作業ファイルをクラウドに置くことのリスクについて調べてみると、以下のようなことがある。

(1) クラウド側のトラブルによるデータ消失 対策:自分でバックアップをとる (2) サイバー攻撃にあう 対策:ウィルス対策ソフト、パスワードを複雑なものに (3) クラウドサービスのアカウントが第三者に悪用される 対策:パスワードの使い回しを避ける (4) 公開範囲の設定ミスによる情報漏えい 対策:公開範囲についての日頃の意識付け

(1),(2)よりも(3),(4)の方が可能性はかなり高いとみられる。これらのリスクへの対策は、一般的な情報リテラシーの範囲内といえる。

PCファイル保管について心がけるべきことは

学校教員などが個人情報が入ったUSBメモリを紛失したという報道がたまにあるが、クラウドが使える環境にあるならば、ハードの紛失リスクがないクラウド方がずっといいだろう。

数年前にはネットに接続しないでPCで作業する、という場面もありえたが、現在ではEメールやSNSを頻繁にチェックするなど、ネットなしのPC作業など全く考えられない時代になった。

ただし、デジカメやスマホで撮った写真はサイズが文書などより圧倒的に大きく、私のように全部クラウドは入れていない人が多いのではないか。

また、自分ではクラウドに保管したつもりがうっかりローカルPCのファイルに保存してしまい、いざ必要な時に初めて気づくといった経験をお持ちの方も多いだろう。

IT機器の利便性を裏で支えている技術を詳細に知る必要はないが、時代に乗り遅れないためには最新技術動向の動向をチャッチアップしていくべきだろう。