投資のためのデータサイエンス

個人の投資活動に役立つデータ分析にまつわる話題を綴ります。

私のホテル宿泊と日本のホテル市場

先週末、旅行で小規模リゾートホテルに宿泊した。 夕食はとても景色の良いダイニングルームで、地元食材をふんだんに使ったフルコースディナーをいただき、とても満足感の高いものであった(写真には景色の他ににテーブルの上と反射した照明が写っている)。そこは家族経営のこじんまりした宿であり、2食付きの宿泊代は2年前に宿泊した同じタイプのロケーションにある海辺のリゾートホテルの約2倍であった。

そこで今回は、日本のホテル市場の全体を概観して自分のホテル利用実績と比較してみた。 日本の2014年の宿泊業の市場規模は3.8兆円、延べ宿泊者数は4.73億人(人泊数)との事である。これはインバウンドを含んでいる。この2つの数値で単純に割り算をすると、1人泊当りの金額は8,034円となる。また、同年の日本人の延べ宿泊者数は4億2,750万人泊で、これを日本の人口1億2,708万人で割ると、一人当り年間3.364回となる。 一方、自分の直近1年間の国内ホテル利用の実績はこの表にある6回である。最初2つの宿泊料金が極端に安いが、これは2名1室利用したためである。自分のホテル利用は大手ビジネスホテルに偏っている。今回の旅行の宿泊を含めて、やっと上記で計算した8,034円に近づいた。回数としては上記の3.364回よりもかなり多いが、人口には全くホテル宿泊をしない高齢者も含まれるので、やや多い程度であろう。自分としても6回は近年では多い方である。そのためホテル業あるいは旅行業についてもより身近に感じられる。ホテル業は不動産業という側面もあり、大手ホテルチェーンでも市場シェアはごくわずかである。最近は民泊やインバウンドもあるので宿泊ビジネスは非常に多様化している。観光ビジネスについてはまた機会をみつけて様々な角度から考察してみたい。