投資のためのデータサイエンス

個人の投資活動に役立つデータ分析にまつわる話題を綴ります。

もっと知る統計:統計的検定(3)

このシリーズは今回で3回目だが、仮説検定論に真正面から取り組むことになってしまった。

前回の例である1組と2組のテストの平均得点の差の検定(分散は未知だが等しいと仮定)のエクセルによる計算結果は以下の通りである。尚、これを実施するためには、あらかじめエクセルに「分析ツール」アドインをインストールしておき、分析ツールから、「t検定:等分散を仮定した2標本による検定」を選択する。

等分散t検定

上の表の「P(T<=t)両側」の値が0.05より小さければ「両クラスの平均得点は等しい」という帰無仮説は棄却されるが、この場合0.552であり、棄却されない。平均の差は誤差に埋もれてしまう位小さい、といえる。

以下は仮説検定論の続きである。まだ完結しない。

仮説検定論3r1