投資のためのデータサイエンス

個人の投資活動に役立つデータ分析にまつわる話題を綴ります。

mplfinanceライブラリを用いた株価チャートの描画

前回の投稿まででYahoo! Financeからの株価データの獲得については述べましたが、株価分析のためにはやはり自在にチャートを描いて検討することが必要です。そこで、Pythonによるチャート(特にローソク足以外)の描き方について調べました。

これはすでに多くのオンライン記事が出ていますが、現時点ではmplfinanceというライブラリを使うのが最もよいようです。(注:必要なライブラリはあらかじめ「pip install ライブラリ名」などによりインストールしておく必要があります)。以下にコードを示します。

まず、ライブラリをインポートします。

import pandas as pd
from pandas_datareader import data as pdr
import mplfinance as fplt
import datetime
import yfinance as yf 

次に、米国のYahoo! Financeから株価データを取得します。

start = "2023-4-1"
end = datetime.date.today()
ticker = "9983.T" # 9983:ファーストリテイリング
yf.pdr_override()
# yahooサイトからデータをダウンロード
df = pdr.get_data_yahoo(ticker, start, end)
df.head()

最後に、チャートを描画します。

fplt.plot(df,type='renko',figsize =(16,5), title = "STOCK PRICE CHART FOR {0}".format(ticker))

尚、type=で指定できるチャートの種類は、'ohlc'(バーチャート:デフォルト), 'candle'(ローソク足), 'line'(折れ線), 'renko'(練行(足)チャート), 'pnf'(ポイントアンドフィギュア)です。また、style='yahoo'と指定すると米国流のチャートスタイル(緑が上昇で赤が下降)となります。