基本編:株式投資の三つの基本戦略
株式やFX投資のテクニカル面だけを追求していると、そもそも投資はどのようなスタンスで行うべきかという基礎的な事柄がおざなりになりがちです。当方もそのきらいがありました。
そこで、今回はMediumの英文記事をベースに、株式投資の基本的な戦略について整理しました。
1. バイ・アンド・ホールド(買い持ち)
株式を購入し、短期的な市場変動に左右されず、長期間保有する戦略です。ウォーレン・バフェットなどの著名投資家がバイ・アンド・ホールド運用の推奨者であることはよく知られています。銘柄調査においては、強固な基盤、安定した収益、成長の歴史を持つ企業を調査します。また、長期的な成長の可能性がある業界やセクターを探します。さまざまなセクターに投資してリスク分散を図ることも心がけます。投資した銘柄の値動きについて定期的に監視しますが、短期的な動きに基づいて衝動的な決定を下すことは避けます。ただ、その企業の業績が悪化した場合は何らかの調整を行います。

2. ドルコスト平均法
市場の状況に関係なく、一定の金額を定期的に投資するという戦略です。「つみたてNISA」の対象となる積立型投資信託の背景にある戦略ともいえます。ドルコスト平均法では、価格が高い時には少なく買い、安い時には多く買うことになります。すると、一時にまとめて買付ける場合に比べて、平均購入価格が安く、安定することが期待できます。また、相場が上昇・下降局面のどちらでも始められる点や、相場の価格変動に一喜一憂せず長期的に投資を続けやすい点もメリットです。

3. モメンタム取引戦略
モメンタム取引は、株価の現在のトレンドの継続を利用する戦略です。このアプローチでは、強い上昇傾向を示している株を購入し、弱気傾向を示している株を売ります。モメンタム取引はよりアクティブになり、注意深い監視が必要ですが、大きな利益をもたらす可能性もあります。ここでは、当ブログでも紹介してきたような種々のテクニカル分析ツールを使用して、潜在的なモメンタムの機会を特定します。勢いのある株を特定したら、株を購入してポジションを開始します。勢いが逆転した場合に備えて、損失の可能性を抑えるためにストップロス注文を設定します。取引した銘柄のパフォーマンスは継続的に監視し、モメンタムが弱まり始めた場合、またはテクニカル指標が反転を示唆している場合は、ポジションの売却を検討します。
投資の期間、目的、リスク選好などは投資家によりさまざまですが、「自分が今どういう投資をしようとしているのか」をしっかりと自覚することが肝要です。